「広島３－０ＤｅＮＡ」（１２日、マツダスタジアム）

　ＤｅＮＡが広島に敗れ、ＣＳ進出の可能性が完全消滅。９試合を残してＢクラスが確定した。

　拙攻で好機をつくれなかった。初回先頭の桑原が死球で出塁。次打者・楠本が空振り三振となった６球目に桑原も盗塁死する三振ゲッツー。五回は無死から敵失で柴田が出塁したが、戸柱のエンドランが二飛となり併殺となった。広島先発・九里からの安打は四回２死からの宮崎の二塁打のみ。八回２死一、三塁では楠本が見逃し三振に倒れ好機を生かせなかった。

　先発の東は四回１死から三連打で１点を許すも、７回１０６球５安打８奪三振１失点と先発の役目を果たした。２番手エスコバーは０－１と１点ビハインドの八回１死二塁で鈴木誠に２ランを浴び突き放された。

　ＤｅＮＡは開幕時にコロナ禍で所属する全外国人が開幕に間に合わず、投手陣では手術明けだった今永、東と先発の柱が不在。開幕投手を務めた浜口は１１日から始まったフェニックスリーグのメンバーに名を連ねた。昨季チーム最多１０勝を挙げた大貫は前半戦不調で２軍落ちもした。先発陣の不調もあったが、リリーフ陣も決して盤石ではなかった。

　開幕から８戦勝ちなし（２引き分けを挟む６連敗）。４月に１０連敗（２引き分け挟む）も喫した。交流戦は勝ち越しを決めるも、９月に再び７連敗と失速した。