楽天・田中将大 7回2失点の力投も遠い5勝目 3カ月勝てず
「西武-楽天」(10日、メットライフドーム)
楽天の先発・田中将大投手が7回7安打2失点、108球で降板。今季自己最少の1三振で積極的な西武打線に対して打たせて取る投球を見せたが、後半戦初勝利はまたしてもお預けとなった。
三回までは無得点に抑え込む順調な立ち上がり。四回には連打と犠打で1死二、三塁のピンチを招き、栗山の遊ゴロの間に1点を失ったが、自身の右横を抜ける打球に対して足を投げ出して止めにいこうとするなど、1プレーへの執念を見せた。
その後も六回には2四死球で無死一、二塁としたが、外角を丁寧に攻めて4番・中村を空振り三振、続く外崎を二直併殺打に仕留め、無失点できり抜けた。
序盤に味方打線は7四球を奪いながらも2得点しかできず、重苦しい展開。2-1の七回2死二塁から川越の中前適時打で同点に追いつかれ、最少失点でしのいだものの、ベンチに戻ると悔しげな表情を浮かべた。
右腕は7月13日以来白星なし。今季は4勝止まりとなっている。これで8登板未勝利となった。