日本ハム・清宮「僕にとってはいつまでもスター」2軍ラスト登板の斎藤佑樹と涙のハグ

登板前の斎藤佑(左)に声をかける清宮(代表撮影)
登板後に、涙をらえながらスタンドに一礼する斎藤佑(代表撮影)
 2軍で最終登板した斎藤佑(代表撮影)
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 「イースタン、日本ハム-DeNA」(3日、鎌ケ谷スタジアム)

 今季限りでの引退を表明した日本ハム・斎藤佑樹投手が、鎌ケ谷のイースタン最終戦でラスト登板。六回からマウンドに上がり、乙坂に対し、5球目の132キロで空振り三振を奪った。最後の一球を投げる前から涙が止まらず、客席から「頑張れ」の声も飛んだ。

 登板前、マウンドに駆け寄ったのは早実の後輩、清宮だった。「楽しんで投げてください」。思いを受けた斎藤は「泣かないようにと思っていた。幸太郎(清宮)に泣かされた」と振り返った。

 野手と投手では違うが、清宮は斎藤の背中を追ってきた。斎藤がスーパースターとなった06年の甲子園を見て、憧れの存在となった。「甲子園を見て野球を始めるきっかけとなった。僕にとってはいつまでもスターです」。大先輩の2軍ラスト登板に、清宮からも涙がこぼれた。

 清宮は「野球は結果に追われるスポーツなので、最後くらい楽しんでほしいと思った」という。重圧を背負う二人だけにしか分からない世界に、観客から拍手が送られた。

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