八百板卓丸ってどんな選手?19年まで楽天 背番号51「イチローに近づいて」の期待

 みこしを担ぐヒーロー3人(左から)坂本、八百板、岡本和(撮影・佐藤厚)
 9回、八百板は中前適時打を放つ(撮影・佐藤厚)
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 「巨人7-6DeNA」(15日、東京ドーム)

 この日に1軍に昇格した八百板卓丸外野手が、九回の代打起用に応えてタイムリーを放ち、初打点をマークした。どのような経歴、どのような選手なのかをまとめた。

 1997年1月17日生まれの24歳。聖光学院高から2014年の育成ドラフト1位で楽天に指名された。

 右投げ左打ちで、俊足が持ち味の一つ。楽天で初の1軍昇格・出場を果たしたのは4年目の2018年だった。27試合に出場し、38打数7安打を放ったが、打点・本塁打はなし。盗塁を1つ記録している。

 2019年は登録名を卓丸にして臨んだが、1軍出場はなし。このシーズン限りで戦力外通告を受けた。この後、巨人と育成契約を結び、チャンスを待った。

 支配下契約を勝ち取ったのは、今年の2月、キャンプ中だった。原監督と並んで取材には笑顔を見せた。背番号は51で、原監督から「イチローに一歩でも近づいてほしいと願いを込めた」と期待を寄せられていた。

 シーズン佳境で巡ってきたチャンス。次にまたいつあるか分からないチャンスで答えを出した。初の東京ドームでのお立ち台で、「今日登録されて、やっと巨人の一員になれた気がします。本当にうれしい気持ちです」と声を弾ませた。

 起用した原監督も「そこだと思いますね」と試合のポイントになったと評価。「まだまだ若いし、彼は(前途)洋々と未来が開けていると思います」と語った。

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