「ロッテ９－２楽天」（１２日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　楽天が今季５度目の同一カード３連敗を喫した。これで首位・ロッテに対しては２００６年以来となる球団史上ワーストタイの９連敗となった。

　石井監督は「乗り込んできて返り討ちにされたというか、そこに尽きます」とコメント。それでも１４日からの２位・オリックスとの３連戦に向けて「もう１回立ち向かっていかないといけない。僕自身もそうですし、チームとしてもしっかりと気持ちを作って、また火曜日からってことになると思います」と気持ちを切り替えた。

　試合は初回に島内の犠飛で幸先良く先制したが、先発・石橋が誤算だった。三回に中村に同点ソロを浴び、レアードに勝ち越しの２ランを被弾。３回５安打３失点で今季初黒星を喫した。その後もリリーフ陣が悪い流れを止めることができず、失点を重ねた。

　打線は初回に得点したが、以降は相手先発・河村の前に走者を出しながらも得点できない状況が続いた。六回に打撃不振の浅村に８５打席ぶりの本塁打となる１１号ソロが飛びだしたが、反撃は乏しかった。指揮官は主砲の一発について「やっぱり中心選手なので、そういうのは一つのきっかけになるとは思います」と話した。