2000安打の西武・栗山 日本人メジャーのパイオニア野茂と接点 オフには真剣勝負も

9回、通算2000安打を達成して中村(左)から花束を受け取る西武・栗山=楽天生命パーク(撮影・堀内翔)
通算2000安打を達成した西武・栗山巧=楽天生命パーク(撮影・堀内翔)
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 「楽天-西武」(4日、楽天生命パーク宮城)

 西武・栗山巧外野手が、史上54人目の通算2000安打を達成した。西武生え抜きでは初の快挙達成。九回1死、牧田から左前打を放った。

 ミスターライオンズは、若かりしころから日本人メジャーリーガーのパイオニアである野茂英雄氏と親交があり、今もオフには2人が大会委員長を務める少年野球の「NOMO栗山オールスターゲーム」を開催している。

 栗山が今も通っているトレーニングジム・株式会社ストロングスの大川達也代表取締役は、1995年にメジャー挑戦した野茂の専属トレーナーだった。その縁で駆けだしの栗山は、現役時代の野茂氏とともにトレーニングをすることもあった。

 野茂氏が現役を引退してからも親交が続いた。野茂氏が理事長を務めるNOMOベースボールクラブの本拠地が兵庫県豊岡市にあり、兵庫県神戸市出身の栗山とは、2014年から「NOMO栗山オールスターゲーム」を開催している。

 野茂氏率いる但馬地区代表の但馬少年野球連盟選抜チームと栗山の出身地・神戸地区代表の栗山ドリームチームが毎年成人の日に夢対決を行っている。2人は両軍の総監督という立場でベンチ入りし火花を散らす。

 また、栗山は神戸市で「栗山巧杯少年野球大会」も開催。昨年はコロナ禍で中止となり、今年1月に開催予定だった「第8回NOMO栗山オールスターゲーム」も中止となった。今年はすでに「第10回栗山巧杯少年野球大会」の戦いが始まっている。

 少年野球が「原点」という栗山は、グラウンドで結果を出し続けるとともに、大会を開催することで子どもたちに夢を与えている。

 また、野茂氏との親交の場でもあり、17、18年と規定打席に達しなかった栗山に、19年1月に行われた「NOMO栗山オールスターゲーム」の試合後、野茂氏は「ケガなくフルイニング出場してほしい。チームの看板選手だし、もっと活躍できると思う」と栗山にエールを送ったこともあった。栗山は19年から再び規定打席に到達し、見事に通算2000安打を達成した。

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