巨人・原監督 マシンガン継投も実らず 戸郷5失点KO「あそこは投げ切ってほしい」
「阪神7-3巨人」(3日、甲子園球場)
虎の勢いに完全に、のみ込まれた。巨人は首位攻防3連戦の第1ラウンドは痛すぎる逆転負け。1分けを挟んだ連勝は3でストップ。中盤に主導権を握りながらも、暗転したのは3-1の七回だった。
1死後、マルテに二塁打を浴び、ロハスにストレートの四球を与えるなどで満塁とピンチを招く。ここで大山に左翼線へ2点二塁打を浴び、同点とされるとベンチの我慢も限界に達し降板となった。
原監督は「あそこ(七回)は投げ切ってほしいね、何とかね」と嘆く。前夜に3連投した守護神・ビエイラをベンチ入りメンバーから外した中、七回は小刻みな継投に入ったが、やはり中継ぎへの負担は大きかった。中野に決勝の3点三塁打を許し、一挙5点のビッグイニングを作られてしまった。
五回まで完全投球ながら、6敗目を喫した戸郷の課題は走者を出してからの投球。指揮官は「セットポジションからが、なかなか…。まだまだ上積みしないといけないところがあるでしょうね」と指摘した。右腕は「大事な試合だったので最後、粘れず申し訳ないです」と猛省した。
痛恨の一敗だが首位の座はキープしており、第2戦は必勝態勢で挑む。


