明徳義塾逆転サヨナラ負け 馬淵監督「甲子園で27個目のアウトを取るのは難しい」

 智弁学園のサヨナラ勝利で幕切れし、健闘をたたえ合う両ナイン(撮影・高石航平)
 9回、サヨナラ打を放ちほえる智弁学園・岡島(右)とぼう然と打球を見つめる明徳義塾・代木(撮影・高石航平)
 サヨナラ負けを喫し悲しみに暮れるナインを見つめる明徳義塾・馬淵監督(右から2人目)=撮影・高石航平
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 「全国高校野球選手権・準々決勝、智弁学園3-2明徳義塾」(26日、甲子園球場)

 明徳義塾は九回に勝ち越しながら、まさかの逆転サヨナラ負け。5年ぶりの4強入りを逃した。

 その瞬間、名将・馬淵史郎監督の脳裏に浮かんだのは甲子園にすむ魔物。98年準決勝で、松坂大輔擁する横浜に対し、2点リードで九回を迎えながら逆転サヨナラ負けしたときと同じようなシーンに「甲子園で27個目のアウトを取るのは難しい。安心していなかったが、勝ち切るのは難しい」と天を仰いだ。

 勝負のアヤは、その九回無死一塁からバント守備を徹底したこと。これにより、智弁学園がヒッティングに切り替え、中前打でつながれた局面。「あそこはバントをやらせた方が良かったか」と話し、絶句。甲子園通算54勝の名将も答えは見つけられなかった。

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