明徳義塾・森松 ヒーロー打!豪腕・風間攻略 同点呼ぶ猛然へッスラ&2戦連続V撃

 「全国高校野球選手権・2回戦、明徳義塾8-2ノースアジア大明桜」(22日、甲子園球場)

 明徳義塾(高知)が最速157キロの豪腕・風間球打投手(3年)を攻略。ノースアジア大明桜(秋田)を破って3回戦に駒を進めた。1-1の五回2死三塁から森松幸亮外野手(3年)が勝ち越しの右前適時打を放ち、1回戦のサヨナラ打に続いて決勝点をたたき出した。

 同点打と決勝打、打のヒーローはまたも森松だった。

 先制された直後の三回2死一、二塁、森松の放った打球がベースに当たりコースが変化。きわどいタイミングで猛然と頭から滑り込みセーフになると、二塁走者が好走塁で一気に生還。馬淵史郎監督(65)が「あそこで同点になったのがめちゃくちゃ大きかった」と振り返る値千金の一打となった。五回には2死三塁から150キロの直球を右前にはじき返す決勝打。サヨナラ打を放った1回戦の県岐阜商戦に続き、堂々とお立ち台に上がった。

 普段から人一倍声を張り上げるムードメーカー。試合後のかすれた声が全力で戦った証しだ。試合中にはエース・代木大和投手(3年)の調子が上がってこないのを感じ取り、「今までは代木におんぶにだっこだった。代木が苦しいなら、オレたちで助けよう」と野手陣に声をかけた。

 大舞台で2戦連続の活躍を見せても、舞い上がることはない。「チームバッティングはできた。ここまできたらチーム全員でやっていくだけ」と、守備からリズムを作って全員でつなぐ、自分たちの野球を徹底するだけだ。

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