「ＤｅＮＡ１－４ヤクルト」（１５日、ＨＡＲＤ　ＯＦＦ　ＥＣＯスタジアム新潟）

　高津ヤクルトが、後半戦を白星発進。“開幕投手”に抜てきした奥川の快投を、高津監督は「素晴らしかった。文句つけるところはありません」と手放しで褒めたたえた。

　先発・奥川が二回、宮崎に先制ソロを被弾するが、終始安定した投球が光った。最速は１５１キロを計測し、プロ入り後初のスライド登板も影響なく、自己最長タイの７回を４安打１失点、９奪三振の快投劇で５勝目を挙げた。

　１２球団最遅でスタートした後半戦だった。６年ぶりの優勝を目指す後半戦を前に、高津監督は「チャンス」という言葉を使い、選手らを鼓舞。

　粘り強く投げた奥川に、逆転打を放ったオスナ。チーム一丸となって決めた逆転勝利に、高津監督も「いいスタートはきれた。（スタートは）大事だと思っていたので、勝ててよかった」と安堵（あんど）の表情を見せた。

　また“開幕投手”に指名した奥川についても、「勝ちにつながる投球をしたわけなので、彼でよかったと思います」と絶賛した。