名将対決で敗れた県岐阜商・鍛治舎監督「さすが百戦錬磨の監督」と敬意

サヨナラ打を打たれ、試合後泣きながらクールダウンへと向かう県岐阜商・小西彩翔=甲子園(撮影・伊藤笙子)
 力投する県岐阜商・野崎(撮影・北村雅宏)
クールダウンを終えた後も涙が止まらない小西彩翔(右)を慰める県岐阜商・高木翔斗主将=甲子園(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、明徳3-2県岐阜商」(15日、甲子園球場)

 県岐阜商は自慢の打線が5安打2得点と沈黙し、初戦で散った。先発は背番号「1」の野崎慎裕投手(3年)に託し、2番手の小西彩翔投手(2年)も好投した。

 9年ぶりに母校を甲子園に導いた鍛治舎巧監督は「小西の先発を決めていたが、雨で3日間試合がないなかで野崎に『行けるか』と聞いて決めた。投手陣はよく投げた」と評価した。

 誤算だったのはやはり攻撃陣。六回途中まで投げた明徳義塾の代木、吉村の継投にかわされた。なかでも注目度の高い4番・高木翔斗捕手が6回無死三塁で内野ゴロに倒れるなど4打数無安打とブレーキ。鍛治舎監督も勝負のポイントに挙げた。

 明徳義塾・馬淵監督との名将対決としても注目を集めた。鍛治舎監督は「馬淵さんの野球をずっと見てきて、ここ最近は確率性の高い野球に変わってきたと感じる。あそこでよく代木君から吉村君に継投したなと。さすがに百戦錬磨の監督だと思いました」と敬意を示した。

 一方の明徳義塾・馬淵監督は「どちらかという僕は“迷”ですけど。胸を借りてやらせてもらって、大先輩相手に甲子園でやるのはなかなかないですから。いい試合ができた」と、振り返った。

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