侍・山田MVP!気迫ヘッドで生還 切り込み隊長が侍打線を引っ張った

 「東京五輪・野球・決勝、日本2-0米国」(7日、横浜スタジアム)

 悲願の金メダル獲得に貢献できた充実感に浸った。歓喜の瞬間、ヤクルト・山田は村上にお姫様だっこをしてもらうと満面の笑みをこぼした。試合後には野球競技の最優秀選手にも選ばれた。

 全5試合1番で出場し、大一番でも力を発揮した。「金メダルを獲得できるプレーを決勝でやりたい」。1点リードの八回。ヤクルトの同僚でもあるマクガフから、右前打で出塁。坂本の犠打を挟み1死二塁となると、吉田正の中前打の場面でいったんは三塁で止まったが、本塁への悪送球の間にヘッドスライディングで本塁を陥れた。米国がリプレー検証行使も、判定は覆らず。好走塁で貴重な2点目を奪った。

 東京五輪で頂点に立つ。強い思いが力になった。「ここに立てることはすごく幸せに感じる。感謝の気持ちでいっぱいです」。準決勝の韓国戦では決勝の3点適時二塁打を放つなど、勝負強さが光った。

 計5試合で20打数7安打、打率・350、7打点。1本塁打。切り込み隊長として、侍の打線を引っ張った男が、目標の頂点に。チームメートと抱き合い喜びを分かち合った。

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