V候補初戦で激突!大阪桐蔭VS東海大菅生 西谷監督「粘って粘って粘り抜く」
「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日)
9日に開幕する「第103回全国高校野球選手権大会」(甲子園、17日間、3回戦2日目、準々決勝、準決勝の翌日に休養日)の組み合わせ抽選会が3日、同大会初のオンラインで開催された。
V候補同士の初戦を制し、6度目の全国制覇に弾みを付ける。夏は5度優勝を誇る大阪桐蔭は、初戦で今春センバツ8強の東海大菅生と対戦する。主将の池田陵真外野手(3年)は「投打共にレベルが高い」と警戒。西谷浩一監督(51)は「激戦の西東京を勝ってきている。初戦でいい相手と当たった」と対戦を心待ちにした。
日本一を掲げて挑んだ今春センバツでは、智弁学園にまさかの初戦敗退。池田は「春は1回戦で負けているので、まずは初戦を勝てるように」と頂点をつかむためにも、目先の1戦を見据える。
大阪大会では準々決勝・金光大阪戦、準決勝・関大北陽戦で逆転勝ち。決勝・興国戦はサヨナラ勝ちと、紙一重の戦いを制してきた。「粘り強くやることを大阪大会で出せた」と池田。成長に手応えを得て、優勝した18年以来3年ぶりとなる夏の聖地に臨む。
「粘って粘って粘り抜いて、日本一になる準備をしたい」と指揮官。春の屈辱を糧にパワーアップした名門が、粘り勝つ野球で頂を目指す。