侍・マー君「悔しい、つらい」四回途中3失点KO 決勝でリベンジや!

 「東京五輪・野球・準々決勝、日本7-6アメリカ」(2日、横浜スタジアム)

 劇的勝利も自身の投球に納得はいかなかった。満を持して先発した楽天・田中将が強国・米国の前に3回2/3を6安打3失点。「今日の結果は悔しいし、つらい」と言いつつ「まだ終わったわけじゃない。次の登板に向けて準備したい」と前を向いた。

 先制してもらった直後の四回に崩れた。1死から4者連続出塁を許して同点とされると、2死一、二塁から9番・アレンに右翼線への勝ち越し適時二塁打を食らった。「流れを悪くしてしまった」。無念の交代で、ベンチに腰を下ろすと顔をゆがめてうなだれた。

 メダルなしに終わった北京五輪のリベンジも期す今大会。「メダルに届かなかった悔しさしかない」という右腕だが、登板後には「マウンドに上がれば、そういうことは関係ない」と言い切った。

 だからこそ、是が非でも結果がほしかった。順当にいけば、決勝は7日の予定で、この日の球数は69球。中4日となるが、リベンジの機会はまだあるはずだ。

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