大阪桐蔭 延長14回の激闘制し決勝へ 九回、主将・池田の一発で振り出しに

 「高校野球大阪大会・準決勝、大阪桐蔭12-10関大北陽」(31日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 長く苦しい闘いを勝ち切った。最後の打球が左翼手のグラブに収まると、マウンドの大阪桐蔭・松浦は拳を握ってこの日一番の雄たけびを上げた。

 「仲間の顔を見て絶対こんなところで負けるかと。今日勝たないと意味がないと思って投げた。だからすごくうれしかったです」

 6-6の八回からマウンドへ。1点を勝ち越されたが、九回に主将・池田の一発で試合は振り出しに戻った。「正直涙が出そうだった。後はエースが守ってやるという気持ちになった」とギアを上げた左腕は、タイブレークに突入した延長十三回も無失点に抑えるなど、何度もピンチをしのいだ。今大会最長の7回を投げ切り、聖地への道をつないだ。

 息詰まる展開に、さすがの西谷浩一監督(51)も「きつかった…。タイブレークの練習をしてきてよかった」と安どの表情を浮かべた。だが、「簡単に甲子園に行けるとは思ってない。決勝もしっかりやるだけ」とすぐさま切り替えた指揮官。まずは大阪の頂に立ち、3年ぶりの聖地をつかみに行く。

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