履正社がサヨナラ負け 興国が決勝進出 タイブレークの激闘

 「高校野球大阪大会・準決勝、履正社4-5興国」(31日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 2019年甲子園覇者・履正社と、1975年以来46年ぶりの聖地を目指す古豪・興国の準決勝は、延長14回タイブレークの死闘の末、興国がサヨナラ勝ちを決めて決勝進出を決めた。

 先行したのは興国。初回から連打で1死一、三塁のチャンスを作ると、4番・池上巧馬外野手の犠飛で先制。五回にも池上の適時打と押し出し四球で2点を追加した。投げては、先発したエース左腕・田坂裕士投手が履正社打線を六回まで2安打無失点に抑えた。

 しかし、興国が3点リードで迎えた七回に履正社が執念を見せた。6番・三木、7番・真鍋の連続二塁打で1点を返すと、なおも無死満塁で押し出し四球を選んで1点。興国は田坂から山本、大江と小刻みに継投したが、2死満塁で主将で4番の松林克真内野手の左前適時打で試合を振り出しに戻した。

 その後も守備でファインプレーが飛び出すなどして、試合は3-3のまま十三回からタイブレークに突入。十三回に1点ずつ加えて迎えた延長十四回。先行の履正社を無得点に抑えた興国が1死満塁のチャンスを作り、2番・中村がライトオーバーのサヨナラ打を放って、長い決闘に終止符を打った。

 興国は、この後行われる大阪桐蔭-関大北陽の勝者と決勝で対戦し、46年ぶりの夏切符を目指す。

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