国学院久我山 飛球対策で勝利 内山が決勝打&東京ドームでの“極意”伝授

 東京ドームでの準決勝に勝ってスタンドに手を上げる国学院久我山ナイン
 4回、勝ち越しの適時三塁打を放ち三塁に滑り込む国学院久我山・内山(撮影・高石航平)
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 「高校野球西東京大会・準決勝、国学院久我山4-3日大三」(31日、東京ドーム)

 高校野球初開催となった東京ドームの一戦で、経験が生きた。国学院久我山・内山凜外野手(3年)が決勝打を放つなど躍動。守備でも中学時代に同球場でプレーした経験を仲間に伝え、無失策での決勝進出に貢献した。

 いつもとは違う舞台でも、チームをけん引した。中3夏に東日本ボーイズ選抜として東京ドームでプレー。白球と白い天井が重なることから「フライが見えづらい」とナインに伝授。飛球が上がれば各選手が打球判断の声掛けを徹底し、近くまでカバリングに動く“極意”で守備のほころびを防いだ。

 自身も九回2死一塁から右翼前方に上がった打球を一瞬見失いながらも、仲間の支えで辛くも処理。日本ハム・矢野2軍打撃コーチらOBからも球場の特徴について尾崎直輝監督(31)が連絡を受け、「知恵をいただいたのでそういうプレーができた」と感謝した。

 バットでも同点で迎えた四回2死二塁から「しっかり自分が決めるという気持ちがあった」と直球を捉え、右中間を真っ二つに破る勝ち越しの適時三塁打。三塁ベース上で喜びをかみしめた。

 内山は2年前の聖地で当時1年生ながら唯一メンバー入りし、経験値は誰よりもある。「甲子園で感じたことをしっかり伝えて勝ち切りたい」。2年ぶり4度目の夏切符へ、知りうる限りをチームに還元する。

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