智弁学園が2大会連続20度目の夏聖地 小畠-西村の継投で逃げ切り

 優勝を決めて喜ぶ智弁ナイン(撮影・佐々木彰尚)
 8回、前川は中前打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
 高田商相手に8回3失点と粘投した智弁・小畠(撮影・佐々木彰尚)
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 「高校野球奈良大会・決勝、智弁学園6-4高田商」(29日、佐藤薬品スタジアム)

 智弁学園が高田商との接戦を制し、2大会連続20度目、そして春夏連続の甲子園出場を決めた。

 初回、先発した小畠一心投手(3年)が失策絡みなどで1死満塁のピンチを背負い、犠飛で先制を許した。だが、その裏にすぐさま打線が爆発。「1番・左翼」で出場した今秋ドラフト候補・前川右京外野手(3年)が中前打で出塁すると、そこから7安打の猛攻で一挙6得点を奪った。

 二回以降は小畠も立て直し、五回までパーフェクト投球。六、七回に1点ずつ失ったが、8回を4安打3失点(自責点2)と力投した。最終回はバトンタッチを受けたエース左腕・西村王雅投手(3年)が1点を失って6-4と迫られるも、強気な投球で2点差を守り切りマウンドで歓喜の輪を作った。

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