智弁和歌山 市和歌山と因縁対決!エース温存で決勝へ 中谷監督「食らいついて勝つ」

 「高校野球和歌山大会・準決勝、智弁和歌山7-1和歌山東」(25日、紀三井寺球場)

 和歌山大会は準決勝が行われ、智弁和歌山と市和歌山が決勝で対戦することが決まった。逆転勝ちを決めた智弁和歌山が直近の春季大会では優勝したが、中谷仁監督(42)に抜かりはない。総力戦で2大会連続の甲子園出場を狙う。

 5度目の直接対決に挑む。「秋の近畿大会で負けてから、市高を倒さないと甲子園に行けないと思ってやってきた。(市和歌山の)松川君が優勝旗をもらう姿をベンチ前で見るつもりはないですよ」。中谷監督は宿敵・市和歌山との決勝を前に闘志をあらわにした。

 苦戦を強いられてきた相手だ。現チームのここまでの対戦成績は1勝3敗と負け越し中。3連敗して挑んだ今春の和歌山大会決勝では、四度目の正直を果たして優勝したが「こちらは挑戦者。(小園&松川の)バッテリーにぶつかっていくしかない」と全力で厚い壁をぶち破る。

 この日は、4番・徳丸天晴外野手(3年)の勝ち越しタイムリーなどを含む13安打7得点で快勝。先発には今秋ドラフト候補右腕の中西聖輝投手(3年)ではなく、左腕の高橋令投手(3年)を起用。8回1失点と期待に応える好投で、エース温存にも成功した。

 「この試合に勝つために3年間やってきた。エースとして自分の100%を出して抑えにいきたい」と中西。万全の状態で強敵に立ち向かう覚悟だ。

 「どんな展開でも食らいついて、最後は勝ちます」と不敵に笑った中谷監督。しのぎを削ってきたライバルを倒し、胸を張って聖地に乗り込む。

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