侍ジャパン 山本が上々の実戦登板 森下は1失点も調整順調

 先発し、投げ込む山本(撮影・田中太一)
1回、茂木を中飛打ち取ったところでマウンドで言葉を交わす山本(左)と甲斐
1回、一走・小深田の二盗を阻止する甲斐
3枚

 「侍ジャパン3-5楽天」(24日、楽天生命パーク宮城)

 侍ジャパンの先発・山本由伸投手が、2回1安打無失点。貫禄の投球で、五輪前最後となることが見込まれる登板を笑顔で終えた。

 初回は先頭・小深田にいきなり右前打とされるも、次打者・オコエは3球三振に仕留めるなど、後続を断ち、危なげない滑り出し。二回は先頭・島内を中飛に打ち取ると、続く、ディクソンに対しては3球全て直球で見逃し三振を奪い、三者凡退。「いいボールと悪いボールがありましたが、色んなことを確かめられた。そういった面ではすごくいい内容だったかな」と充実感をにじませた。

 本番と同じ正午プレーボールで暑さが懸念されたが「意外と大丈夫だったかなと思います」と明るい表情。「とにかく体のコンディションを、いい方向に持っていけたら」と本番を見据えた。

 この日の最速は150キロ。150キロを超えた球自体31球中3球だけで、球速は抑えめだったが、貫禄の投球で五輪前最後となることが見込まれる登板を終えた。

 また、2番手・森下暢仁投手(23)は2回1安打1失点、34球でマウンドを降りた。降板後には「少し暑かったです」と口にしながらも「1点は取られましたけどしっかりと投げられました」と投球を振り返った。

 この日が、侍ジャパンデビューとなった右腕。先発・山本の後を受けて登板し、三回は楽天の下位打線を3者凡退に抑えた。

 続く、四回は1死からオコエに左中間への二塁打を浴びると、次打者・茂木の2球目がワイルドピッチとなり、三塁への進塁を許した。その後、茂木に右犠飛とされて、1点を失った。

 それでも2奪三振をマークするなど、順調な調整を見せた右腕。大会球についても「思ったより気にならなかったです」と話した。

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