楽天・オコエが“同学年”森下撃ちで存在感 快足生かし犠飛で生還

 「侍ジャパン-楽天」(24日、楽天生命パーク宮城)

 今季1軍初昇格後即スタメン起用となったオコエ瑠偉外野手(24)が、4打数1安打1得点の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。

 2月に左手を手術。リハビリを経て、2019年の最終戦以来の1軍の舞台に帰ってきた。いきなり「2番・中堅」でスタメンに名を連ねたが「落ち着いていい気持ち構えで今日を迎えられた。1年半ぶりに生命パークのポジションに就いて、ちょっと戸惑った部分もあったがそつなくこなせてよかった」とうなずいた。

 見せ場は四回1死で迎えた2打席目。同学年の森下の直球を見逃さず、左中間へはじき返した。万雷の拍手を浴びながら、二塁まで到達したオコエだが、休み間もなく、次打者・茂木の2球目を捕手・甲斐を一塁方向へファンブルした間に、すかさずスタート。勢いよく三塁ベースに滑り込み、快足を披露した。

 さらに茂木の右翼定位置付近の飛球で本塁を陥れ、脚力でファンを魅了。石井監督も一連の好走塁に「うまくタイミングを測ってくれた。アジリティよくいってくれた」と褒めたたえた。

 長らく1軍から遠ざかっていた。今季も巻き返しを図っていた矢先に左手を負傷し、約4カ月のリハビリを余儀なくされた。この期間を「メディアの風当たりも良いものではなく、なかなかキツい期間でした」と振り返る。それでも「プロに入って1番走った」と語るように、走り込みに精を出し、チャンスをつかみ取った。

 今後は辰己、山崎らと後半戦に向けてレギュラー争いを繰り広げられることが予想される。「ずっと1軍でレギュラー獲るためにって思ってやってきた。やるしかないと思ってます」と前を向いた。

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