中央学院の150キロ右腕・細谷は17球で敗退 5月下旬に右肘痛め不完全燃焼
「高校野球千葉大会・準決勝、木更津総合12-3中央学院」(20日、ZOZOマリンスタジアム)
中央学院は七回コールドで屈し、決勝進出を逃した。最速150キロ右腕でプロ注目の細谷怜央(りょお)投手(3年)は今大会初登板したが、わずか17球で降板。5月下旬に痛めた右肘の状態が上がらず、2/3を投げて2四球と不本意な形で最後の夏を終えた。
コンディションに不安を抱えて以降は練習試合に登板せず、柔軟性のトレーニングやキャッチボール、ブルペン投球のみの調整を続けた。大会には“ぶっつけ本番”。痛み止めを飲むなど「ベストな状態で臨めなかった。悔しいです」と唇をかんだ。
初めてのZOZOマリンスタジアムでのマウンドは歯がゆい思い出となった。ただ、この日も145キロを計測し、6球団の視察を受けるなど注目の存在。進路については「最終的には(プロに)必ず行きたい。相談して決めます」と話すにとどめた。