慶大が5年ぶり決勝進出!ドラフト候補の渡辺和大が大会タイ記録の8者連続三振→15Kの圧巻投球 堀井監督「渡辺様々だと思います」前回大会王者を撃破

 「全日本大学野球選手権・準決勝、慶大5-2東北福祉大」(13日、神宮球場)

 慶大が優勝した2021年以来、5年ぶりの決勝進出を決めた。先発の渡辺和大投手(4年・高松商)が大会タイ記録の8者連続三振をマークするなど15奪三振で八回途中1失点。前回大会王者・東北福祉大の反撃を継投で凌ぎ、九回にダメ押しの3点を奪って逃げ切った。

 渡辺は立ち上がりから圧巻の投球で奪三振の山を築いた。140キロ台後半のストレートを軸に、キレ抜群のスライダーを織り交ぜた。初回に2三振を奪って三者凡退で立ち上がると、二回から四回2死まで8者連続三振の離れ業。第50回大会で愛知学院大・筒井和也(元阪神)がマークした大会記録に並んだ。

 4回で早くも2桁奪三振に到達し、5回まで外野に一度も打球を飛ばされることなくパーフェクト投球。六回に死球で初めての走者を許したが、連続三振でピンチを切り抜けた。七回も四球で走者を出したが後続を寄せ付けなかった。

 しかし八回、先頭に右前打を許してノーヒットノーランの快挙はあと6人のところでストップ。1死後に四球を与え一、二塁となったところでマウンドを広池に譲った。

 しかし右腕は三盗を許し、悪送球が重なった間に1点差へ迫られた。なおも四球と内野安打で満塁となったところで水野へスイッチ。ここで2番・高岡のバットをへし折り二ゴロ併殺打に仕留めてピンチを脱出。相手ベンチのチャレンジも判定は覆らなかった。

 直後に連打で好機を作り、一宮のタイムリーなどで一挙3点を奪った慶大。優勝した2021年の第70回大会以来となる決勝進出を果たした。堀井監督は「去年のチャンピオンチームで力のあるチームで最後まで気を抜けませんでした」と語り、「渡辺が本当によく投げてくれた。きょうはキレも制球力もよかった。本当に渡辺様々だと思います」とたたえていた。

 渡辺は「前年度王者の東北福祉さんなので、ここが大一番だと思って投げた。状態はよくて思う感じのピッチングができた。記録は意識して無くて言われてから気づいた。大会記録に並べてうれしいです」と語った。一方で「後半無駄なランナーを多く出しちゃったので反省です。どこかでヤマ場は来る中で、僕は交代してしまったんですけど、絶対に抑えてくれと。慶応は波に乗っていると思うので、その波に乗って日本一を取りたい」と力を込めた。

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