創志学園・坪井ジュニア 親子三代夢かなえる!元虎戦士二世がハッスル

 「高校野球岡山大会・2回戦、創志学園4-3倉敷」(16日、倉敷マスカットスタジアム)

 春の中国王者でシード校の創志学園が九回に1点差まで迫られるなど、ヒヤリとする展開の中で3回戦に駒を進めた。プロ野球阪神などで活躍したDeNA・坪井智哉コーチ(47)の長男・洸之介内野手(3年)は「5番・二塁」で先発出場。七回に均衡を破るきっかけの四球を選ぶなどチームに貢献。憧れの聖地へ一歩前進した。

 甲子園でプレーする姿を父に見て欲しい。

 この日は安打こそなかった坪井だが、0-0の七回に先頭打者として四球で出塁すると、相手のミスなどで三塁に到達。7番・川端師童投手(3年)の左犠飛で均衡を破るホームを踏んだ。

 倉敷の最速145キロの1年生右腕・坂本大和投手の緩急に苦戦し、試合後は「変化球にハマってしまった」と猛省。「チームとして言われていた『先手必勝』ができなかった。次は自分たちで流れを作る戦いをしていきたい」と、19日の3回戦に向けて力を込めた。

 デイリースポーツの電話取材に応じた坪井コーチは「走塁ミスがあったと聞いている。ここ一番でミスをしているようではダメですね」と手厳しい。一方で「父親としては甲子園に出て欲しいし、応援したい」と、最後の夏に挑む息子にエールを送った。

 かつて阪神、日本ハム、オリックスでプレーした父の姿は「小さいときしか見たことがない」と、鮮明とはいえない。しかし父からの「努力をしても結果ついてこなくても仕方ない。それでも努力しろ」という言葉は心に残っている。

 「甲子園に出た姿を見てもらいたい気持ちはある」。父も、そしてかつて中日などでプレーした祖父・新三郎さんも出場のかなわなかった聖地。親子三代の夢をかなえる戦いに挑む。

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