帝京五が初戦突破 注目の田中怜利ハモンドは登板なし プロ8球団が視察も

六回、逆転打を放ち三塁に駆け込む帝京五・鈴木
五回終了時にグラウンド整備を行う帝京五・田中(中央)
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 「高校野球愛媛大会・1回戦、帝京五8-1新居浜西」(14日、今治市営球場)

 プロ注目の189センチ右腕・田中怜利ハモンド投手(3年)を擁する帝京五が初戦を突破した。

 恵まれた体で、直球の最速は140キロを超える将来性を評価される田中。この日も8球団が視察に訪れたが登板はなし。大会前の練習試合で4回13失点と打ち込まれたといい、「考えすぎていろいろおかしくなっている」と、浮かない表情を見せた。

 この日マウンドに上がったのは左腕・小嶋建吾外野手(3年)。元ロッテの小林昭則監督(53)から「今一番安定している投手」と初戦を託された。「決め球が甘かった」と小嶋本人は不満顔だったが、7回9三振1失点と十分役割を果たした。

 打のヒーローは2年生だ。1点リードされた六回1死二、三塁で、鈴木恭平内野手(2年)が右中間を破る逆転の2点適時三塁打。「タイミングを崩されたけど右狙いでうまく打てたと思う」と殊勲打を振り返った。七回にもダメ押しの2点適時打を放ち、この日4打点の活躍。「3年生と少しでも長く野球がしたい」と、勝利を誓った。

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