オリックス・増井浩俊投手（３７）が１２日、“鈍感力”で連敗ストップへ導く意気込みを示した。１３日の日本ハム戦（釧路）に先発予定。釧路では初登板となるが、地方球場は通算１８試合で３勝０敗５セーブ、２３回でわずか２失点、防御率０・７８と抜群の成績を残す“地方の鬼”だ。

　「そうなんですか？無神経なところがいいんじゃないですか。意外と鈍感なんです」

　現在は先発を務めるが長くリリーフとして活躍してきた。その経験が生きていると分析する。

　「やることは変わらない。球場はどこでも違うからその日その日で対応する。リリーフのときも前に投げた投手によってマウンドが変わったりした。気にならないですね」

　チームは先週の６連戦で１勝４敗１分けと苦しんだが、１２日に楽天が敗れたためチームの前半戦首位ターンが確定。球宴まで残り２試合。ラストスパートへ向けて「できれば５回以上。とにかく点を与えずに自分の限界が来るまで頑張りたい」と意気込んだ。どんな環境にも動じないベテランの経験と技で勝利へ導く。