侍・大野雄から刺激 京都外大西コールド発進 エース西村「自分が引っ張る」

 「高校野球京都大会・1回戦、京都外大西13-0向陽」(11日、わかさスタジアム京都)

 東京五輪野球日本代表に選ばれた中日・大野雄大投手の母校である京都外大西が向陽を5回コールドで下し、初戦を突破した。

 中学時代はポニーリーグ日本代表に選出され、エースを担う西村瑠伊斗投手(2年)が投打で躍動した。投げては、先発し3回1安打無失点。最速143キロを誇る力強い直球で押し込み5奪三振と、2年ぶりの夏で緊張感が高まる立ち上がりを落ち着かせた。

 打っては4打数2安打4打点の暴れっぷり。3点リードの四回1死満塁では豪快に振り抜き、フェンス直撃の走者一掃右越え適時三塁打を放つなど勝負強い打撃を見せた。「自分が投げて打って引っ張っていかないといけない」と活躍にも満足せず、次戦を見据えた。

 ナインは偉大な先輩から刺激を受ける。「同じグラウンドで同じように練習して、(大野が選出されたときは)みんなが喜んだ」とコーチ、監督として大野を指導した上羽功晃監督(51)。大野から代表入りが決まった際には連絡が入り、「日本のために頑張ってほしい」とエールを送ったという。

 毎年オフシーズンには母校に帰ってくるという大野。選手たちにとっては「身近な存在、でもすごい人」。日の丸を背負う先輩の活躍を糧とし、10年以来11年ぶりの聖地へ突き進む。

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