巨人・原監督、元木ヘッドらに手を振られ 解説席の清原氏「来て良かった」と涙ぐむ

 解説のため球場に姿を見せた清原和博氏はグラウンドを見つめる=甲子園(撮影・田中太一)
 7回、岡本和の犠飛で生還した坂本(6)を迎える原監督(中央)=撮影・北村雅宏
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 「阪神1-8巨人」(10日、甲子園球場)

 巨人の快勝後、原監督、元木ヘッド、宮本投手チーフコーチが、カンテレ制作による、この試合のテレビ中継で解説を務めた清原和博氏に、手を振る場面があった。

 試合を終え、元木ヘッドが解説席にいる清原氏に向けて原監督に促すと、首脳陣で手を振った。これに清原氏も立ち上がって一礼。「来てよかった」と涙ぐみながら語った。

 清原氏は「鳥肌立ちましたね。いや~泣きそうですね。いや~来て良かった。まあ、大介の演出、元木ヘッドコーチの演出だと思いますけど、まさか原さんがバックネット裏に向かって手を振ってくれるなんて、夢にも思ってなかったので。今日は今まで頑張ってきて本当に良かったなと思います」と感謝の思いを言葉に込めた。

 甲子園では初のテレビ解説だといい、PL学園時代、そしてプロに入ってからと2つの立場で感じた甲子園の感想をまじえながら解説した。

 阪神の佐藤輝については、自身が持つプロ野球新人本塁打記録の31本の更新に太鼓判を押した。「確実に僕の記録は抜くと思うんですよね」と語り、「自分は18歳の子どもでしたから。佐藤選手はもう仕上がってますからね。すごいです。日本のプロ野球界ではトップクラスじゃないですかね」とたたえていた。

 試合の解説にとどまらず、今季限りの引退を表明した松坂大輔については、「自分が魂を削り合った選手が引退していく」と惜しみ、メジャーリーグで活躍中の大谷翔平についても、「自分自身、松井選手以上のバッターを見たことがなかったんですけども、それを越える飛距離ですよね。本当にびっくりしますね。もう、ちょっと理解不能です」など、コメントしていた。

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