ヤクルト・内川がサヨナラ打「打席の中で気持ち悪くなるくらい緊張しました」
「ヤクルト4-3広島」(9日、神宮球場)
ヤクルトが内川の劇的な一打で逆転サヨナラ勝ち。広島戦は2引き分けを挟んで8連勝。93年に記録した9連勝以来、28年ぶり。
殊勲打を放って両手を突き上げた。内川は「ここに立つ日が来るなんて、思ってもいなかったです。本当にうれしいだけですね。気持ちいいですね」。お立ち台で笑顔を見せた。
1点を追う九回、広島・フランスアから先頭の中村が四球で出塁。代走の渡辺が二盗を決めて、サンタナの左前打で無死一、三塁。ここで代打川端が同点中前打を放った。
「いい準備の中、打席に入ることができました。抜けてくれって思って走ったんですけど抜けてくれてよかったです」
さらに無死一、二塁から犠打と申告敬遠で1死満塁とし、代打内川。「チームメートがベンチの一番前で立って応援してくれていたので腹をくくってやるしかないと。打席の中で気持ち悪くなるくらい緊張しました」と振り返る打席。カウント1-2と追い込まれてからの外角高めのチェンジアップにバットを併せて、中前に落とす劇的サヨナラ打を放った。
「追い込まれていましたし、前に飛ばせば何とかなると思っていた。全員が何とかしようとして僕に回してくれた、いや回ってきた。僕が潰すわけにはいかないと頑張りました」と笑顔で振り返った。