巨人・菅野智之投手（３１）が３日、東京五輪の野球代表を辞退する意向を侍ジャパンの強化委員会に伝えた。球団が発表した。

　菅野は１日・広島戦（東京ド）に先発し、２試合連続となる３回途中４失点でノックアウトされた。２日に出場選手登録を抹消。故障ではなく、不振で降格した。「一人の野球人として、オリンピックのマウンドで投げることは大きな憧れであり目標の一つでした。辞退することになり、本当に残念です」と悔しさをにじませた。

　また、「今シーズン調子が上がってこない中でも（代表に）選んでくださった稲葉監督、コーチのみなさんには感謝しています」と謝意を表し、「日本代表の仲間たちとともに戦うことはできませんが、金メダルを取ることを願って精いっぱい応援します」とコメントを寄せた。