東芝・吉村4回2失点5K 阪神スカウト評価「どの球もいい」

 「JABA前期神奈川県企業大会、東芝6-5ENEOS」(17日、等々力球場)

 最速152キロ右腕で今秋ドラフト候補の東芝・吉村貢司郎投手(23)が阪神など9球団スカウトの前で修正能力を発揮した。先発して4回5安打2失点。序盤は甘く入った球を痛打されたが、「後半は変化球をうまく腕を振って投げられた」ときっちり立て直した。

 二回途中にゲリラ豪雨で約40分の中断がありながら、三回以降は140キロ台のカットボールを駆使して無失点に封じた。この日は最速149キロを計測。毎回の5奪三振とボールの精度は申し分ない。

 初回はカーブを多めに投じるなど多彩な球種も魅力だ。阪神・吉野スカウトは「どのボールもいいものを持っている」と評価。国学院大では指名漏れした右腕は、「常にプロは意識してやっている」とアピールを続けていく。

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