オリックス・中嶋監督、サヨナラ締めに「いい形で終われた」 首位・楽天と2差に

 3回、中嶋監督(中央)らオリックスナインは生還したロメロを迎える(撮影・山口登)
9回、右前にサヨナラ打を放つTー岡田(撮影・山口登)
9回、右前にサヨナラ打を放ち、ナインから手荒く祝福されるTー岡田(左端)=撮影・山口登
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 「オリックス9-8広島」(13日、京セラドーム大阪)

 オリックスは同点の九回2死満塁からT-岡田のサヨナラ打で今季3度目のサヨナラ勝ち。2017年5月28日~6月4日の7連勝以来となる6連勝で交流戦を終えた。

 中嶋聡監督は3点リードの九回をK-鈴木、ヒギンスで逃げ切れなかったことについて「その辺でもたついている。イコール、スキがあるチームという雰囲気。3点差でも向こうが諦めてしまう形にしたい。“あそこの後ろが出てきたら点が取れないからきょうは負け”という感じになりたいですよね」と話した。

 K-鈴木は前回8日・巨人戦でも1点リードで投入した。

 「あそこの1点差でもいかせてる。3点差でいったときに簡単に追い込んでからポンポン打たれてる。決め球の精度が足りてないのかな。ヒギンスも九回だとバタバタしてしまう。九回はやっぱり難しいんだな。そこで投げられる投手が出てこないといけない」

 九回のサヨナラ劇には高評価した。

 「あそこで越されなかったのが大きい。福田の四球、宗のバントであったり昨日、ああいう形で失敗しているので大事な場面で決められたのは大きい。どちらかが歩かされるとは思っていたので、そのあとのAJの四球とかいい集中力で打席に入ってくれている」

 2点を追う三回には打者一巡の猛攻で6点を挙げ逆転した。

 「あのぐらい一気にいくというのはなかなかない。いい攻撃だった。ロメロもしっかり打ってくれたし、ロメロにしろモヤにしろAJにしろあそこが打ってくれたら打線の厚みが出てくると思います」

 交流戦を振り返り、「始まりがボロボロだったので、途中立て直したというか、立て直してくれたと思ったんですけど、最後までこんなゲームになってしまいまして、レギュラーシーズン始まるときの戒めとして頭に入れておきたいなと思います。交流戦いい形で終われたと思います。レギュラーシーズンに向けて全員で1試合ずつ戦っていきたい」

 楽天と2ゲーム差に迫り、首位の背中が見えてきた。

 「どこに?どこに見える?全然見えへんやん。半分も終わってないし。そんなこと言ってもしゃあない。これが9月、10月だったら余計にプレッシャーかかる。今プレッシャーかかってもしょうがない。しがみついていく。一つ一つ勝って一つ一つ貯金を作っていくのが大事」

 オリックスは18日から楽天生命パーク宮城で楽天3連戦からリーグ戦を再開する。

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