DeNAが執念の逆転勝ち 三浦監督が称賛「牧は本当に頼もしい選手です」

8回、逆転2点適時二塁打を放ち、塁上で万歳するDeNA・牧=横浜スタジアム(撮影・高石航平)
試合に勝利し、伊藤光に抱きしめられるDeNA・牧(右から二人目)=横浜スタジアム(撮影・高石航平)
5回、選手交代を告げるDeNA・三浦監督(左)=横浜スタジアム(撮影・高石航平)
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 「DeNA4-3ソフトバンク」(1日、横浜スタジアム)

 DeNAが4年連続日本一のソフトバンクに逆転勝利を決めた。これで4カード連続の初戦白星となり、交流戦は7戦4勝。DeNA・三浦大輔監督(47)は「(牧は)本当に頼もしい選手です。リリーフ陣もしっかりつないで、流れを引き留めてくれた」とルーキーの牧、投手陣に笑顔で賛辞の言葉を送った。

 ルーキーの活躍が際立った。「7番・二塁」でスタメン出場したドラフト2位の牧(中大)がプロ初となる4安打、3打点と躍動した。二回1死一、二塁、中前に先制打を放つと、五回は先頭で中前打、七回は1死から二塁打を放った。極めつけは1点ビハインドの八回1死満塁の絶好機だった。前の打者・ソトが申告敬遠され、静かに打席に向かった牧。2-1からの149キロの直球を完璧に捉えた。

 牧は確信したかのようにバットを挙げ、走り出した。打球は中堅手・上林がジャンプするも届かずフェンス直撃の逆転2点適時二塁打。塁上で笑顔で万歳した牧。ベンチも最高に盛り上がり、スタンドからは大喝采の拍手が送られた。

 最後も牧が締めた。守護神の三嶋が2死を奪うも、牧原大を四球で出塁させた。代走は足のスペシャリスト・周東。三嶋は3球連続けん制。だが、3球目が暴投。カバーに入っていた牧が捕球し、俊足の周東が一気に三塁へ。「あんなに伸びるとは思わなかった」と周東を三塁で刺し、ゲームセット。

 牧は「こういう形で勝ちが付くのうれしい」と逆転勝利に笑顔を隠しきれなかった。

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