巨人 コーチ陣の配置転換は「チームの刺激策」「交流戦頭2カードが重要」評論家の視点

 巨人は24日、コーチ陣の配置転換を発表した。

 実松一成2軍バッテリーコーチを1軍バッテリーコーチに置き、これまでの相川亮二1軍バッテリーコーチは同役職で3軍に配置転換となった。

 日本ハムで8年間プレーした実松コーチの経験を生かし、交流戦に向けてパ・リーグ対策を徹底させていくものとみられる。一方で、デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「首位の阪神と4・5ゲーム差。阪神が広島との3連戦がなくなったところで、少しでも差を縮めたかった中日3連戦で勝ち越せなかった。これは少しまずいぞ、と考えているところもあるだろう」と指摘した。

 巨人に限れば、シーズン中のコーチの配置転換は決して珍しいことではない。関本氏は「原監督がよくやる刺激策のひとつだよな。今は膨大なデータをうまく選手に伝えていくのもコーチの仕事のひとつ。違う視点を入れて、チームの空気を変える狙いもあるのでは」と語った。

 また、三沢興一3軍投手コーチが2軍へと移り、新たに矢貫俊之ファームディレクター補佐が、3軍投手コーチになった。関本氏は「故障者が多く出て、投手陣の台所事情は苦しい。当面の間、ファームで調子のいい選手を取っかえ引っかえやっていかなければいけない。多くの指導者の目で見て、ファームから上がってきた選手が次々と活躍した去年のようにしたいのではないか」とした。

 25日からは交流戦が始まる。関本氏は「交流戦は楽天、ソフトバンクと続く頭2カードが重要」とし、「チーム状態が決して良くない中でよく耐えている方だが、主力が戻って来た時にどの位置にいられるか。今週の6試合を3勝3敗で乗り切れるかどうか」と、語った。

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