DeNA 42試合目で早くも自力V消滅 三浦監督「一戦一戦やっていくだけ」
「広島9-2DeNA」(14日、マツダスタジアム)
完敗だった。DeNAは広島に敗れ、首位の阪神が巨人に勝利し、数字上自力優勝が消滅した。セ・リーグで5月中の自力優勝消滅は2008年・横浜(46試合目)以来の記録となった。三浦監督は「数字の上での問題はあるかもしれないが、一戦一戦やっていくだけです」と声を振り絞った。
悪い数字を象徴するような試合だ。二回、先頭の西川の打球を一塁手・ソトが捕球後、ベースカバーに入ったロメロに悪送球。続く安部の打球を二塁手・牧が捕球後、二塁に悪送球。ミス、ミスで背負ったランナーに、先発・ロメロも崩れてこの回3失点。四回にも2点を失い3回2/3で降板。ロメロは「制球が安定せず、有利なカウントを作ることが出来なかったので結果的に苦しい投球になってしまった」と猛省した。
打線も四回以降は安打も出ず、粘りきれなかった。23年ぶりの優勝に向け、三浦大輔新監督が今季から指揮を執ったが、チームは42試合目で早くも土俵際に立たされた。