智弁和歌山“四度目の正直”だ 決勝進出、小園攻略へ闘志
「春季高校野球和歌山大会・準決勝、智弁和歌山2-1和歌山東」(8日、紀三井寺公園野球場)
“四度目の正直”を果たす。「もう二度と負けたくないですよ」。決勝進出を決めた智弁和歌山の中谷仁監督(42)は、宿敵・市和歌山との直接対決に闘志をあらわにした。
現チームはここまで、3戦3敗と苦戦を強いられている。夏に向けていいイメージをつかむためにも、今回こそ小園を攻略し、頂点に立つことを誓う。
この日は、投手陣の力投が光った。先発したプロ注目の中西聖輝投手(3年)は、自己最速を更新する145キロをマークして、5回2安打無失点7奪三振と好投。救援した塩路柊季投手(2年)と伊藤大稀投手(3年)も1点差を守り切った。
「次こそは、という強い気持ちでやってきた。絶対に勝ちたい」と意気込んだ中西。何度も同じ相手に負けるわけにはいかない。