中畑清氏 阪神・佐藤輝に「張本さんがジレンマ持っているんじゃないか」

 元DeNA監督で野球評論家の中畑清氏が2日、TBS系「サンデーモーニング」にリモート出演。阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=の打撃について、野球評論家・張本勲氏に意見を求めた。

 中畑氏は「佐藤輝に対して、張本さんがジレンマを持っているんじゃないかと。打撃フォームやタイミングの作り方を見て、あれじゃあ打ち切れないんじゃないかって。なぜアドバイスしないんだと言ってる姿が目に浮かぶ」と張本氏の心中を推察した。

 その理由について、巨人、ヤンキースで活躍した松井秀喜を例に挙げ「足の上げ方とすり足に変えるタイミングの作り方で、松井秀喜も変わった。1本足からすり足に変えて。それは張本さんが提言してくれた」と説明。「間違いなく、佐藤輝はすり足に変えるタイミングに変えたらとんでもない選手になる。彼のバッティングを見ながら、背中に張本さんが守護霊のようにいる。どうですか張本さん?」と、リモートの張本氏に質問した。

 話を受けた張本氏は「私の一押し選手だけどね。ちょっと変えれば歴史的な選手になる。スタンス、ステップが素晴らしい。中畑が言ったように足の上げ方が中途半端。タイミングが取りにくい。上げるか上げないか」と次々に指摘。司会の関口宏が「映像がないので分かりにくい」と大慌てする中、張本氏は止まらず「今は子どもからプロまで、10人のうち9人が足を上げる。簡単に打てるから。ただタイミングが難しい。佐藤はこれだけ。タイミングさえ取れれば常時40~50本は打てるでしょう」と力を込めた。

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