リーグ最速10勝でソフトバンク奪首 守護神・森不在も六回以降は5投手で逃げ切り

 オリックスに勝利し喜ぶ栗原(中央)らソフトバンクナイン=ペイペイドーム
 今季初勝利を挙げ、モイネロ(右)からウイニングボールを受け取るソフトバンク・武田=ペイペイドーム
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 「ソフトバンク4-3オリックス」(15日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクは抑えの森がベンチ外の中、六回以降を5人のリリーフ陣が無失点リレーで1点リードを守りきった。

 六回は泉が三者凡退。七回は津森と嘉弥真で抑えきり、八回には岩嵜を投入。九回はモイネロが締めた。工藤監督は「幸いなことに泉くんも津森くんも調子がいい。(今日登板のなかった高橋)純平君も抑えている。ラスト2回をどうするかという中で、打順の巡りによってはモイネロくんをそのまま八回に投げさせることも考えたが、今日はこの順番でいった」と継投策について振り返った。

 守護神不在の状況でも慌てない、ブルペン陣の層の厚さ。ソフトバンクは昨季も救援防御率は12球団唯一の2点台(2・60)の安定感を誇った。常勝チームの屋台骨は今季も健在だ。

 この日の勝利で3カード連続勝ち越しを決めるとともに、パ・リーグ最速で10勝に到達。さらに楽天を抜いて単独首位にも浮上した。勢いに乗ったタカは、このまま上昇気流に乗って舞い上がる。

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