日本ハム・栗山監督 涙の球団最多631勝 連敗7でストップ
「オリックス1-2日本ハム」(9日、京セラドーム大阪)
ベンチを出て、ナインを迎える日本ハム・栗山監督の目にはうっすらと涙が浮かんだ。試合前まで2分けを挟み7連敗-。長いトンネルを抜けつかんだ今季2勝目は、監督として球団最多に並ぶ通算631勝目だ。それでも、指揮官は「全然関係ない」と淡々。「本当に久しぶり。やっぱり勝たないとな」と節目の1勝より、目の前の勝利の味をかみしめた。
執念が実った逆転のシーンは1点を追う八回1死一塁。不振にあえぐ中田の打球は二遊間へのゴロとなったが、あきらめず一塁へ激走。相手の野選につながると、2死一、三塁から浅間の2点適時二塁打が飛び出した。
3月27日以来13日ぶりの勝利に、指揮官は「選手はいかに勝つのが難しいか改めて思ったはず。もっと必死に野球をやらないと」と反撃を誓った。

