巨人は５日、４日に中島、丸、若林が新型コロナウイルスの陽性判定が確定したことについて管轄の保健所がチーム関係者との接触状況を調査した結果、チームに帯同しているスポーツ栄養士１人が濃厚接触者として認定されたと発表した。

　３選手と接触頻度が高かったと球団が判断しチームから隔離していた亀井、増田大、北村の３選手とトレーナーら計９人については、濃厚接触者に認定されなかった。

　巨人は５日に１軍選手、首脳陣、スタッフら８６人を対象にＰＣＲ検査を実施し、全員の陰性が確認されたと発表した。これを受けＮＰＢの「特例２０２１」に基づき１軍登録を抹消されていた亀井、増田大、北村の３選手を近く１軍に再登録する。

　４日に球団が実施したＰＣＲ検査で陽性と判定されたゼラス・ウィーラー内野手は東京都内の医療機関でＰＣＲ検査を受け、陽性判定が確定。この日、「特例２０２１」に基づき登録を抹消された。

　また球団は保健所から、２日・ヤクルト戦（東京ドーム）の試合中、丸、若林がベンチで隣に座り、マスクなしで会話をした行為と、３日・ヤクルト戦（同）の試合中、中島とウィーラーがベンチで隣に座り、マスクなしで会話をしていた行為などが濃厚接触にあたると指摘された、とした。球団としては、今回の保健所の指摘を真摯（しんし）に受け止め、改めてチーム内に感染防止の意識を徹底する、としている。