「ＤｅＮＡ０－４広島」（２日、横浜スタジアム）

　白星がつかみ取れない…。ＤｅＮＡ・三浦大輔監督は両リーグを通じ、新人監督として開幕７戦白星なしのワースト記録。チームも引き分けを２つ挟み５連敗となった。指揮官は「結果として受け止めないといけない」と厳しい表情で話した。

　この日は初回からリズムがつかめなかった。無死一塁で菊池涼の三ゴロを宮崎が二塁に送球するも、柴田が握り損ない併殺を取れず。続く西川の一ゴロを牧が二塁に送球も大和が捕球できず。その後２死一、二塁から浜口が松山に適時打を浴び、先制を許した。

　この日の試合前まで両リーグで得点、打率１位だった打線は、広島の先発・大瀬良の前に３安打、二塁すら踏ませてもらえなかった。三浦監督は「ストライク先行で、対策は立てたが自分のバッティングができなかった。いいピッチングだった」と右腕に脱帽せざる得なかった。

　八回、２番手・塹江には２死満塁と絶好のチャンスを作ったが、関根の痛烈な打球を三塁手の矢野の好守に阻まれた。最終回も２死二塁とチャンスを作ったが代打・神里が見逃し三振。今季初めての完封負けを喫した。

　「これで終わりではない。明日は勝てるように」と指揮官は必死に前だけを向いた。