巨人・原監督 首位陥落…無安打クリーンアップに苦言「ゼロ点じゃね」今季初完封負け

 「巨人0-2ヤクルト」(2日、東京ドーム)

 本拠地に大きなため息が何度も充満した。巨人が今季初の完封負け。原辰徳監督は、厳しい表情を浮かべて「ゼロ点じゃね。もう少し(打線に)つながりが出てくるといいんだけどね。向こうの先発投手(小川)にいい投球をされましたね」と嘆いた。

 初回、1死二塁の先制機を迎えたが坂本が中飛に倒れ、続く岡本和は2死三塁から右飛。試合後の指揮官が「三塁、踏めなかったのかな?記憶にもなかった」と言うほど打線が湿った。

 特に3番・坂本、4番・岡本和、5番・丸のクリーンアップが、3人そろって無安打に終わった。中軸に大きな期待をしているだけに「そのために置いているわけだからね。そこに期待しなかったら打順を変えた方がいいよ」と独特の言い回しで奮起を促した。

 スコアボードに0を並べ続けて敗れ、首位の座からも陥落した。「あすくらいから、つながるでしょう」。停滞ムードを打破するには、打線が爆発するしかない。

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