ソフトバンク3連敗、工藤監督に危機感「現状の中でどう打開するか」投打で精彩欠く

5回、呉念庭に2点二塁打を許したソフトバンク・石川(左)。右は生還した西武の二走森=ペイペイドーム
6回の攻撃を終え、選手交代を告げるソフトバンク・工藤監督=ペイペイドーム
3回、3ランを放ちコーチとタッチを交わす西武・中村(右)=ペイペイドーム
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 「ソフトバンク2-6西武」(2日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクが投打に精彩を欠き3連敗を喫した。

 先発した石川が誤算だった。武器にしているパワーカーブの制球が乱れ、立ち上がりから苦労した。そして三回表、ストライクを集めにいったところを痛打された。1死から連打でピンチを招き3番・森に先制適時打を浴びると、続く4番・中村には1号3ランを許して一挙4点を失った。

 さらに五回にも追加点を奪われて6回6失点で降板。「今日の6失点という結果をしっかりと受け止めないといけない。本当に申し訳ないです」と反省の言葉を並べるしかなかった。

 一方で、前日にオリックス山本に完封された打線はこの日も低調だった。反撃は6点差を追う六回裏にグラシアルが放った2点適時二塁打のみ。そのグラシアルは3安打猛打賞の活躍だったが、チーム全体では5安打のみで追い上げムードも作れなかった。

 チームは開幕4連勝スタートと好調だったが、気づけば貯金は残り1つとなった。試合後に取材に応じた工藤監督は「まだ貯金が1つあると思うのか、なってしまったと思うのか」と淡々と話しながらも、「選手もコーチも含めて打てていない現状の中でどう打開するか考えていかないと。ズルズルいってからでは選手の対応も難しい。あり得ることを想定して、前の段階から準備しておくのが大事」と危機感もにじませた。

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