ロッテ 鳥谷でやっと開幕!移籍後初マルチ 6戦目で16得点初勝利
「楽天5-16ロッテ」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは開幕からの連敗が5で止まり、今季初勝利の喜びをかみ締めた。「7番・遊撃」で4試合ぶりにスタメン出場した鳥谷が、阪神時代の19年7月23日以来のマルチ安打をマーク。試合後、勝利投手の本前と笑みをこぼし、グータッチした。
「なによりも今日、勝つことができたのが本当によかった。明日以降もしっかりとチームの勝利に貢献したい。いやあ、本当に勝ってよかった」と安ど感をにじませた。
これまでの連敗の悔しさを晴らした二回、一挙9得点の火付け役となった。1死から菅野が四球で出塁後、滝中の直球を引っ張って右前打。「なんとか後ろにつなごうという気持ちでした。みんなでつないで逆転できてよかった」。この一打から打者一巡の猛攻で9得点し、滝中をKOだ。
六回にも津留崎から左翼線を破る二塁打。代走が送られると、マリーンズファンから大きな拍手で送られ、ベンチへと戻った。
移籍初年度の昨年は守備固めや代走が多かったが、今季は開幕6試合のうち3試合でスタメン。10打数4安打の打率4割と存在感を見せる。井口監督は「チームの仕事をしてくれていて頼もしい。本人がどれだけ(キャンプを)やってきたか、結果が出ている」と目を見張る。移籍2年目。昨年とは見違える動きを見せるレジェンド。逆襲の戦力として欠かせない。