オリックス山本由伸“狙った”先発全員13奪三振 二塁も踏ませず2安打完封

先発し力投する山本
先発し力投する山本
7回を3者連続三振に仕留め、ベンチで笑顔を見せる山本
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 「オリックス2-0ソフトバンク」(1日、京セラドーム大阪)

 オリックス・山本由伸投手が完封で今季初勝利。八回まで毎回の、5連続を含む13奪三振、被安打2、1四球。六回以降は1人の走者も許さず、二塁も踏ませない圧倒的な投球を披露した。

 ヒーローインタビューで「立ち上がりからしっかり集中して投げることができたと思います。先週負けていたのでとにかく早く投げたいと、しっかり練習しました。キャッチャーの寅威(伏見)、野手の皆さんに助けて頂いての1勝。もっと勝ち続けたいと思います」と声を挙げた。

 常時150キロ台の直球と140キロ台のフォークを軸にソフトバンク打線を翻弄(ほんろう)した。四回2死まで無安打投球。四、五回に1安打ずつ打たれたが、後続を断った。

 七回からはさらにギアを上げた。4番グラシアル、5番中村晃、6番明石を三者三振。八回の栗原、松田宣まで5者連続三振を奪い、先発全員三振を記録した。「どんどん状態はよくなり、気持ち良く投げられました。追い込んだら空振りを取れるように投げています」と笑顔を見せた。

 打線は初回無死から太田、佐野皓、吉田正の3連打で1点を先制。九回は2死一、二塁から伏見が中前適時打で援護した。

 オリックスのホーム開幕カードの勝ち越しは2014年以来7年ぶり。ホームでのソフトバンク戦勝ち越しは2018年4月28日からの3連戦以来3年ぶり。オリックスは3勝3敗で勝率5割復帰。今季は開幕2試合目を1勝1敗で勝率5割としたが、それ以前の勝率5割は2018年7月23日だった。

 山本は「去年とは違うぞという姿をどんどん見せていきたいと思います。あしたからも勝ち星を積み重ねていきたいと思います。ファンのみなさんもチーム一丸でよろしくお願いします」と約束した。

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