巨人・井納翔一投手（３４）が２９日、自身と同じくＤｅＮＡからＦＡで加入した梶谷の活躍に続く投球を誓った。３１日・中日戦（バンテリン）で今季初先発する重圧をはねのけ、勝利を呼び込む。

　満塁本塁打など開幕カードで存在感を放った後輩の活躍に「やっと打ってくれたって感じですね」と冗談交じりで喜んだ。自身は初先発を控えており「ひとまず早く投げたい。結果関係なく、もう」とたぎる闘志を隠さなかった。

　３連覇と日本一を狙うチームにＦＡ移籍し「それも開幕ローテーションに入らせてもらって投げられるので」と例年以上に気持ちは高ぶっている。プレッシャーを力に変え、チームに貢献する一心だ。

　１５日の練習中に頭部を裂傷し、数針縫うアクシデントに見舞われたが「（ケガした）２日後に投げているくらいだから大丈夫」と問題はない。培ってきた経験を生かし、まずは移籍後初勝利を目指す。