ロッテ・鳥谷 18年連続開幕1軍有力 OP戦初安打&好走塁
「オープン戦、DeNA1-3ロッテ」(20日、横浜スタジアム)
途中出場のロッテ・鳥谷がオープン戦初安打と好走塁でスタンドを沸かせた。八回1死。笠井の150キロ外角直球を逆らわずに左前へはじき返した。
阪神時代の19年9月28日以来となる横浜での試合。「ヒットになってよかったです。ファームで時間をもらったことでしっかり動けるように準備することができました」。19日の巨人戦から1軍に合流して2試合目。結果を残して、ベテラン健在をアピールだ。
走塁ではベテランならではの状況判断で自軍ベンチも驚かせた。次打者安田の詰まった当たりの中前打で一塁から三塁を陥れた。「いい状態でシーズンを迎えることができる。去年とは全然違う」。昨年は去就が決まらずキャンプ不参加だったが、今季は2軍キャンプで入念な準備ができた。
前日の三塁、遊撃に続き、この日は二塁と遊撃を守った。井口監督は「動きが非常にいい。チーム一番じゃないかというぐらい」と太鼓判。チームの精神的支柱、ユーティリティープレーヤーとしても存在感をみせる大ベテラン。18年連続の開幕1軍が有力だ。