巨人・菅野「いい形で開幕が迎えられる」 カット手応え、開幕控え盤石登板
「オープン戦、巨人2-3ロッテ」(19日、東京ドーム)
開幕へ向けて盤石の投球内容だ。開幕投手が決定している巨人・菅野が開幕前最後の登板。3回1安打無失点、3奪三振と、絶対エースがロッテ打線を寄せ付けない投球を見せた。
「いい形で開幕が迎えられる」と手応えを口にした菅野。中でも進化を遂げたのがカットボールだ。「球速はそれほど変わらないが、より直球に近い滑るようなカットボール」と変化量を小さくし、スライダーとの強弱を付けた球となった。
初回1死では藤原にカウント2-0と直球狙いの場面から内角カットでファウルを打たせ三振につなげるなど「僕の中で一番手応えがある」と自信を示す。これで対外試合4試合で計13イニング無失点。桑田コーチ直伝のカーブなどを含めて「完成度は100%」と納得のマウンドに、原監督も「いい仕上がりだと思う」と絶賛だ。
この日は、母校・東海大相模も出場するセンバツ大会が開幕。「甲子園は日本の素晴らしい伝統。(プロとは)違った感動を与えられる」と高校球児にエールを送った。球春の訪れに高まる思い。3月26日に、そのすべてをぶつける。



