プロ外国人選手の入国22日から許可 待機期間中の練習も可能に
新型コロナウイルスの影響で来日できていないプロ野球やサッカーのJリーグなどの外国人選手や指導者について、政府が徹底した防疫措置を条件に入国を認めることを関係団体に伝えたことが18日、分かった。スポーツの公益性を考慮し「特段の事情」があるとして許可。隔離や定期検査などを前提として、入国後14日間の待機期間中の練習も可能とする。
緊急事態宣言が全面解除後の22日から適用される見通し。Jリーグは福島県の「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を隔離施設として使用する。
関係者によると、入国した翌日を1日目と起算し、3日目の検査で陰性が確認されるまでは個人練習に限定する。宿泊施設はフロアを貸し切るなどの対策を求め、練習会場との移動以外は外出を禁止。3~4日に1回検査し、14日目も陰性ならば、その後チームへの合流や試合出場を認める。
プロスポーツの外国人選手の入国は、東京五輪の日本代表強化に向けた特例措置として認められたが、緊急事態宣言で停止している。Jリーグは既にシーズンがスタートし、プロ野球は26日に開幕を控える中、計100人前後の外国人選手や指導者が入国できない状況が続いていた。
緊急事態宣言下の首都圏1都3県では、観客の上限は試合会場の定員の50%か5000人のいずれか少ない方としている。解除後は当面、50%以内であれば1万人まで入場可能となる。