「オープン戦、楽天３－１ＤｅＮＡ」（１４日、静岡草薙総合運動場硬式野球場）

　楽天のドラフト１位・早川隆久投手（２２）＝早大＝が、六回から２番手としてマウンドに上がり、４回１安打無失点で５三振を奪った。試合後には正式に石井監督から開幕３戦目、２８日・日本ハム戦でのプロ初先発が言い渡され「残り２週間の中で自分のできることを全力で行って、がんばっていければ」と決意を新たにした。

　４回８安打３失点だった前回登板の７日・中日戦では変化球の腕の振りが緩いことに課題を残した左腕。この日は変化球で空振り三振を奪うなど、１週間でしっかりと修正した。それでも「今日は腕は振れていましたけど、疲労とか溜まって腕が振れなくなったときにどうやって、工夫していくかってことを今後考えていかないと思う」と高い意識をのぞかせた。

　石井監督も早川の投球について「変化球の腕の振りが弱いというところも含めて修正できていました。一番はバッターに向かっていく姿勢。そこは攻撃的な姿勢があった投球内容だった」と評価した。